このサイトについて
このウェブサイトは、琉球諸語のうち、沖縄県宮古島市および多良間村で話される伝統的な言語である宮古語の記録を公開するために開かれました。島の言語に興味のあるすべての方に向けて、専門家向けの文章中心の情報でなく、自然な談話の動画を中心として、その他会話に使える文例、島の方が作成した紙芝居などの作品等をコンテンツとしています。それぞれ、「映像・音声」「その他」からご覧になってください。また、宮古語の方言は集落ごとに異なり、数十(40~50)あるといわれていますが、できるだけ多くの集落の方言を収録し、その豊かなバリエーションが分かる形で記録・公開できるよう努めています。地域は旧市町村で大まかに区切られ、それぞれの地域の集落ごとのページがあります。
2009年にUNESCOによる発表があったように、宮古語を含む琉球諸語は、消滅の危機に瀕した言語で、既に若い世代は話すことだけでなく聞くこともできなくなっています。現状では、21世紀の半ば頃には消滅すると考えられます。本サイトでは、言語とそれと共に失われる文化を記録保存する言語記録の活動を基にして、その成果を広く共有するために作られたものです。島の言葉に興味がある方々、島出身で自分自身の先祖から受け継いだ言語に触れたい・学びたい方々に、少しでも貢献するものであれば幸いです。また、データ収集や取材にあたっては、研究者だけでなく、島の高校生とも共同して行っています。
作成・管理者 連絡先:miyakogo.ryukyu@gmail.com
本サイトは、下記の助成金の助成を受けて作成されました。
日本学術振興会科学研究費
「南琉球宮古語諸方言における言語バリエーションの記述と言語の記録・保存」(課題番号:13J40096)
「宮古語諸方言の言語記録のための基礎的研究とデータ収集」(課題番号:16K16842)